植物が生み出した物質

レスベラトロールは、人間のために生まれてきた物質ではなく、もちろん植物が自分を守るために生み出した物質です。レスベラトロールを多く含む植物は、とても過酷な環境に生育しているものばかり。

 

非常に強い紫外線にさらされ、乾燥と戦い、病原菌からの侵食と戦いながら生命を維持していかなければならなかった植物たちの生み出した傑作なのです。

 

レスベラトロールを生体防御成分と言う人もいますが、まさにそんな鉄壁のガードを行う成分と言っていいでしょう。ワインの美味しい土地は、とても厳しく過酷な土地ですから、赤ぶどうの皮にそんな成分が生まれたとしても深く納得出来ます。

 

ぶどうならなんでもこのレスベラトロールが豊富かというとそうではなく、やはり環境によって量には大きな差があると言います。フランスのボルドーは赤ワインで有名ですが、ボルドーのぶどうにはとてもレスベラトロールが多いということがわかっていますから、紫外線が多く過酷な土地だということがわかりますね。

 

また、熱い土地ばかりではなく、ラップランドのサンタベリーという自生果実にもレスベラトロールが豊富なことがわかっています。短い夏の間は強い紫外線を浴び、冬は厳しく長い過酷な環境から身を守るために、植物はレスベラトロールを蓄えているのです。

 

他には落花生の皮、アーモンド、カカオなどなど、やはり乾いた土地に自生していた果実にはレスベラトロールが多く含まれます。私たちはそんな植物からチカラを借りることで、身を守る抗酸化作用を得ているわけですね。